ルミナコイドで肌質改善

更新日:8月21日

腸内環境の悪化は、肌のくすみ・シミ・シワの一因


肌のくすみ、シミ(肌のキメ・艶の喪失)


肌のきめ、肌の色に関わっているのが、「表皮細胞の新陳代謝」です。通常1ヶ月ほどの周期で、表皮の新しい細胞が基底層で生まれ、古い細胞が角質となって剥がれ落ちます。

しかし、加齢とともに新陳代謝が遅くなると、古い角質が蓄積し、肌のキメが粗くなり、くすみ、シミなどの原因になります。また、大腸に未消化のたんぱく質が到達すると、腸内に腐敗物質が産生され、その一部(フェノール類など)が血中を通じて、皮膚に到達し、新陳代謝を阻害し、皮膚を刺激することも分かっています。


シワ(肌のハリの喪失)


肌のハリに関わっているのが、真皮の「コラーゲン線維」「エラスチン線維」「ヒアルロン酸」です。真皮全体に網目状のコラーゲン線維を、弾力性のあるエラスチン線維が繋ぎ合わせ、この隙間に、水分を含んだヒアルロン酸で満たされた状態で、細胞外マトリックスを構成し、皮膚の弾力を保つ役割を果たしています。真皮にある線維芽細胞が、これらのコラーゲン線維やエラスチン線維、ヒアルロン酸を産み出しています。 しかし、加齢や紫外線により、コラーゲン線維やエラスチン線維、ヒアルロン酸が減少し、真皮の保水量を低下させ、肌のハリが失われ、シワの原因になります。



肌トラブルの根本にアプローチし、もっちり美肌を取り戻す「短鎖脂肪酸」


皮膚と腸に生息する常在菌は、

腸皮膚相関」と呼ばれ、密接に関係しています。

*(1)


皮膚と腸は、病原菌の侵入から体を保護するための、重要な器官です。

腸内で短鎖脂肪酸の一つである酪酸が多く産生されると、免疫細胞に働きかけ、TGF-βの産生量を高め、血液を通じて、皮膚の真皮に届きます。TGF-βは、コラーゲンとヒアルロン酸の合成酵素の遺伝子発現を増加させ、線維芽細胞からのコラーゲンとヒアルロン酸の産生を促し、コラーゲンの分解を抑制。結果、角質層のコラーゲン量とヒアルロン酸を増量させ、肌の角質水分量を増加させ、保湿性が向上し、弾力性が改善すると考えられます。


そして、短鎖脂肪酸の一つである酢酸は、腸内のpHバランスを弱酸性に改善し、腸内の善玉菌であるビフィズス菌を増加させ、腸内の腐敗産物を減少させます。

これにより、腸内バリア機能を維持し、腐敗産物の吸収を抑えることで、肌のバリア機能の改善、肌の炎症の発症を防ぐと考えられます。

また、腸内の善玉菌であるビフィズス菌は、ビタミンB群*や葉酸、ビタミンK、ポリアミン**(2)などを産生し、皮膚の新陳代謝を促進します。


このように、肌質に大きな影響を与えているのが、腸内フローラが産み出す短鎖脂肪酸です。


*ビタミンB群:ビタミンB群は代謝、血液の生成などに関わるビタミンです。B1は、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素。B2は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素。B6は、たんぱく質からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康を助ける栄養素。B12は、赤血球の形成を助ける栄養素。

*ポリアミン:ポリアミンは「プトレッシン」「スペルミジン」「スペルミン」などの総称で、全生物種の細胞に含まれており、細胞の成長や増殖をはじめ、細胞の生命活動に関与している物質です。細胞の分裂や成長、遺伝物質やタンパク質の合成、細胞が酵素を作るときにもかかわる成長因子です。


出典:

*(1)「特集:腸と脳と皮膚」美容皮膚医学BEAUTY22(3)9 2020)

*(2)「ヒト腸内常在菌叢最優勢種におけるポリアミン輸送および生合成の 包括的分析:新規ポリアミン代謝および輸送遺伝子の存在の可能性」INSTITUTE FOR FERMENTATION, OSAKA. RESEARCH COMMUNICATIONS33:79-90(2019)