新型コロナ感染予防効果商品?

更新日:8月21日

世界保健機関(WHO)が公式に発表している世界最初の新型コロナの症例は、2019年12月8日。コロナウイルスとの戦いは、既に1年半が過ぎたことになります。


SARSが猛威を振るった2003年と同様、今回も、根拠がない、間違った風評が流布されています。

消費者庁では、健康食品、マイナスイオン発生器、空間除菌剤、アロマオイル等において、優良誤認や虚偽・誇大表示の注意を喚起しています。

特に、健康食品では以下のような事例を挙げています。

「高濃度でビタミンCを摂取する事が非常に効果的 」「自分の免疫機能を高めるビタミンC ・新型肺炎・免疫パワーに必須のビタミンD」「サプリメントで体の免疫力を高める、パウダルコ、亜鉛、L-リジン 」「発酵飲料(日本酒)、発酵食品(酒粕)」「新型コロナ対策に乳酸菌、ビフィズス菌 」「コーヒーポリフェノール・クロロゲン酸が、免疫細胞が集まっている腸内フローラを改善、重症化を防ぐ 」「驚異の黒にんにくパワー、免疫力向上によるウイルス対策」「マイタケに含まれる有効な多糖体(βグルカン)で細胞性免疫を活性化」「海藻類のフコイダンが新型コロナウイルス肺炎の重症化を防ぐ」「緑茶のエピガロカテキンガレート」「茶カテキンの抗ウイルス、抗菌、抗酸化力、新型コロナにも有効」*(1)等々

これらの風評は、いずれも根拠がないので惑わされないように注意喚起されています。

更に腸活に関心のある人には、もう常識になっている「プロバイオティクス」「プレバイオティクス」に関しても間違った風評があります。


「プロバイオティクス」「プレバイオティクス」も、現時点ではそのような効果は確認されていません。

独立行政法人国立健康・栄養研究所の「健康食品の安全性・有効性情報」では、

「プロバイオティクス (乳酸菌・ビフィズス菌など) が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) に対しても効果があるようにうたう宣伝が見受けられますが、現時点ではそのような効果は確認されていません。」*(2)

「プレバイオティクス(β-グルカン、オリゴ糖など)が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) に対しても効果があるようにうたう宣伝が見受けられますが、現時点ではそのような効果は確認されていません。」*(2)

とし、惑わされないよう注意喚起が行われています。


化学と科学が発達しその恩恵を受けて、健康食品も進化を遂げて新しい商品が続々と登場しており、それ故に消費者にとっては理解が難しいものも多くなっています。

新しい商品を購入するときは、出典が明確になっている関連情報を収集する、専門家に相談するなどをして、間違いのない商品選びを心がけたいものです。



出典:

*(1)消費者庁「ウイルスに対する予防効果を標ぼうする商品等の表示に関する改善要請等及び一般消費者等への注意喚起について」(第3報)2020年06月05日

*(2)独立行政法人国立健康・栄養研究所「健康食品の安全性・有効性情報」