新しい栄養学(1)腸機能と腸内フローラこれからの健康栄養学には、多様な常在菌との共生という視点が必要です。 栄養素とは、栄養のために摂取する物質。人間に必要な栄養素は、「5大栄養素」とも呼ばれる、「たんぱく質」、「炭水化物」、「脂質」、「ミネラル」、「ビタミン」。そして1970年代以降に、「食物繊維」が加わって...
大腸全域に短鎖脂肪酸を生み出すには大腸内の常在菌がルミナコイドを発酵させて産み出す短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸など)は、小腸の繊毛運動や、大腸のぜん動運動のエネルギー源になります。 大腸全域に生息している常在菌に短鎖脂肪酸を産み出させるには、ルミナコイドも大腸全域に行き届かせる必要があります。...
新しい栄養(3)食文化と腸内フローラ将来の美容や健康は、個々人の遺伝的素因と環境的要因によって変わります。 遺伝的素因は生まれてからは変えることができませんが、環境的要因の多くは自分の意思で変えることができます。 環境的要因には、食生活、喫煙、大気や気候、細菌やウイルス、紫外線、運動、ストレス、睡眠など、身体...
オナカのチカラproject この腸活ブームを一過性に終わらせずに、美容・健康の本質の理解を促し、より多くの人々の健康増進、ウェルネス向上に貢献することを目的としています。 食育とは、「様々な経験を通じて、食に関する知識と、バランスの良い食を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むこと」。...
新しい栄養学(2)日本人の腸内フローラ腸内常在菌は国毎の大きな特徴があることも分かってきました。 日本人には、日本人特有の腸内常在菌がいます。特に、オナカの中で短鎖脂肪酸や、抗酸化作用のある水素を生み出してくれる細菌たちは、他にも有益な栄養を生み出してくれています。下図は、日本人と欧・米・中国等の11カ国外国人...