ルミナコイド「ルミナコイド」は、日本食物繊維学会が、食物繊維を包括した新しい用語として提唱しました。 ルミナコイドの定義は、「ヒトの小腸内で消化・吸収されにくく、消化管を介して健康の維持に役立つ生理作用を発現する食物成分」 です。 従来の「食物繊維」では十分説明しきれないため、umin...
腸内pHバランスpH(ペーハー)とは、水溶液の性質を表す単位の一つで、溶液中の水素イオンの濃度を表します。pHの値は通常1~14とされ、pH7を中性とし、これより低い方を酸性、高い方をアルカリ性(または塩基性)と言います。 腸内には多彩な細菌群がバランスを保ち共存しています。そのため、腸内...
短鎖脂肪酸短鎖脂肪酸とは、腸内フローラがルミナコイドを食べて、作り出す有機酸の一種です。 人間の腸内には、数百種以上、100兆個以上の腸内常在菌が生息していますが、その中のいわゆる善玉菌、日和見菌と言われる大腸の常在菌が、ルミナコイドを発酵させ、短鎖脂肪酸を産み出します。...
ディスバイオシスディスバイオシス(dysbiosis)とは、 常在菌の多様性が無くなる、宿主に対し常在菌の共生が上手くできていない状態を「ディスバイオシス:Dysbiosis」と呼びます。 私たちに共生している常在菌は、身体のあらゆる体表面に固有のバランスを保ちながら定着しています。特に腸...
超生命体超生命体(superorganism)とは、 細菌の遺伝子学者としてノーベル生理・医学賞を受賞した Lederberg博士は2000年に宿主と共生生物はゲノム(遺伝子情報全体)を一つにした超生命体(superorganism)...
プレバイオティクスとプロバイオティクス腸内の善玉菌の割合を増やすし、腸内常在菌のバランスを整えるには、大きく分けて二つの方法があります。 一つめは、生きた善玉菌である「プロバイオティクス」を直接摂取する方法です。 食品ではヨーグルト、納豆、漬物など、ビフィズス菌や乳酸菌を含むものです。ただし、これらの菌は腸内に...